2020.10.14

糖質制限

低糖質ダイエットの注意点

小田原ジム

こんにちは栢山トレーニングジムの鈴木です。今回は低糖質ダイエットの注意点を説明していきます。

糖と腸内細菌の関係性

はじめに糖質制限の注意点を説明する前に、糖と腸内細菌の関係性について説明いたします。腸には大きく分けて三つの細菌がいます。1.善玉菌 2.悪玉菌 3.日和見菌(ひよりみきん)この大きく分けて三種類の腸内細菌がバランスを保つことで私たちは元気に生活ができたり、たまに体調を崩したりと絶妙なバランスをとっているのです。

しかし、低糖質ダイエットを続けることで善玉菌のエサとなる糖質が入ってこないことにより、便秘、倦怠感、集中力が散漫になる、力を入れる瞬間に”本来の力”が発揮されないなど、身体に様々な影響を与えかねません。特に仕事中に体調がすぐれない場合などの障害が懸念されます。ですが、低糖質ダイエットのデメリットを知ることで低糖質ダイエットによる体調の変化を、最小限にとどめることが可能かもしれません。

低糖質ダイエットのデメリット

では、ここからは低糖質ダイエットのデメリットを具体的に解説していきます。

お通じが悪くなる

低糖質ダイエットを行うことでお通じが悪くなるとはどのようなことなのか?これは特に女性が悩む状態ですが、男性でもお通じが悪くなることがあります。まず、お通じが悪くなる原因としましては、低糖質ダイエットを行うと、糖質の摂取を控えると同時にたんぱく質を多く摂取することになります。 全ての食品ではありませんが、たんぱく質を多く含む食品は消化が悪い食品が多いです。 もちろん個人差はあります。特に日本人の場合は欧米人のような肉やパン、ジャンクフード、脂っこい食べ物が中心の食生活ではありません。古来より米、野菜、魚、発酵食品など比較的、糖質が多い食品であったり、消化が良いとされる食べ物が中心になります。その点を考慮すると、そもそも私たち日本人はたんぱく質を過剰摂取することが合っていないのかもしれません。

ですが、日本人はたんぱく質の摂取量が不足しているのも事実です。この問題につきましては、現代ではプロテインなど、様々な形でたんぱく質を摂取できる時代なので、ご自身の身体とよく相談して、自分に合うたんぱく質の摂り方を見つけ、お通じが悪くならないように心がけることが必須になるでしょう。

異様に糖質を摂りたくなる

甘い食べ物が好きな方にはこの低糖質ダイエットを行う上では大きな問題となるかもしれません。理由は、甘党の方は三時のおやつや、仕事終わりや、自分へのご褒美として頻繁にスイーツやお菓子を食べているのではないでしょうか?実は糖質はマイルドドラックと言われるほど、薬物や、アルコール並みに依存性があると言われています。一般的には「糖質中毒」と言われる場合もあります。スイーツやお菓子などに大量に使用される砂糖には、幸福感や癒しを与える「セロトニン」や「ドーパミン」などのホルモン物質の分泌を促す働きがあります。「甘いものを食べると幸せを感じる」という状態が繰り返されると、脳はこの快感がクセになってしまいます。そのため砂糖には薬物のような依存性があるなどと言われています。なので甘党の方は糖質制限を行うと、異様に糖質を摂りたくなるという状態が何日または、何週間も体が低糖質に慣れるまで続いてしまいます。

適度に糖質を取り入れよう

ここまで糖質制限のデメリットの一部を説明しましたが、過度な糖質制限には注意が必要です。冒頭でも説明しましたが、糖質には善玉菌のエサになったり、体を動かすためのエネルギー源であったりとしっかり役割があります。昨今では、低糖質ダイエットがブームで様々な低糖質商品がありますが、むやみやたらに糖質をカットすれば良いと言う訳ではありません。自分のライフスタイル、日常の運動量、活動量に応じた糖質制限が必要になりますので、低糖質ダイエットを行う場合には、まずはしっかりとした糖質制限の知識と自分に適した糖質量を把握してから糖質制限を行うことをオススメします。

Categoryカテゴリー