豆知識
ただ痩せるのではなく「美しく見える」ことが重要!あなたの体型の黄金比

目次
「自己流でのダイエットは成功したけど、思い描いていた体型と違った」という方は多いのではないでしょうか。
なぜダイエットは成功したのに思い描いていた体型にならなかったのか?
結論から申し上げますと、筋肉を付けて体型をデザインしていかないと思い描いていた体型には近づけません。
そこで今回はご自身の理想体型に近づけるよう、指標となる体型の黄金比について説明させていただきます。
黄金比計算式
まずは指標を明確にする
はじめに何事も目標、指標がないことには何から手を付けていいのか不明確だと思います。体つくりではご自身の体型の黄金比を指標に運動を行います。
【身長別理想体型】
トップバスト:身長(cm)×0.515~0.530
ウエスト:身長(cm)×0.370~0.390
ヒップ:身長(cm)×0.530×~0.542
二の腕:身長(cm)×0.145~0.160
太もも:身長(cm)×0.290×0.310
美容体重:身長(○.○○)×身長(○.○○)×19.0
※栢山トレーニングジムでの計測は必ずお客様に計測の許可をいただいてから計測をいたします。
男性:胸回り、ウエスト、太ももを計測
女性:ウエスト、ヒップ、二の腕を計測
意外と瘦せた後が困る
カタボリック
ここで意外と痩せた後が困るということを説明させていただきます。
先述した通り、ただ痩せるだけでは理想の体型になるのは難しいです。ただ瘦せるだけでも確かに体重は落ちます。しかしながらダイエットを行うと、同時に筋肉も削られてしまいます。これは「カタボリック」という現象で、ダイエット時には「摂取カロリー<消費カロリー」にする必要があるため、エネルギーが不足します。
その不足分を補うために、体脂肪や筋肉を分解してエネルギー源の主となる糖質を作り出します。この体内の反応は「糖新生」といわれており、筋肉を分解する1番の原因となります。
よくある話の体重が同じでも、体型がまったく違うというのは「カタボリック」も大きく影響してくるわけです。
体型を変化させるためには?
筋肉を付けるところは付けて、締めるところは締める
女性のお客様から特にご要望の多い【ヒップアップ】を例にあげてみましょう。
まず、ペタンコ尻に見えやすい「ヒップディップス(お尻のくぼみ部分)」についてですが、筋トレをすると強調されてしまうという側面もありますが、「ただ痩せただけ」という点で焦点を絞ると、そもそもの筋肉量が減り、お尻の丸みを保てず垂れたお尻や、丸みのないお尻になりがちです。
一方、脚からお尻にかけての筋トレを行っている方では、大殿筋がお尻の丸みを保ち、中殿筋などが高い位置での丸みを保ってくれるので、ヒップアップの効果を期待できます。
さらにダイエットを初めに取り入れウエストを絞り、お尻の筋肉を付けることでメリハリのある体型が作られます。
ジムの60代のお客様のヒップライン
60代でもヒップは上がります
もちろんヒップアップを狙うならそれなりの筋トレが必要なのと、若い女性の方と比べたら差が出てしまうのは当然ですが、トレーナーの主観にはなりますが、60代で写真のようなヒップをされている方はそういないのではないでしょうか?
自身の骨格から分析してみる
まず筋肉を付ける前に、ご自身の体型がどのような骨格なのかセルフチェックしてみましょう。
ここからは各骨格の特徴と、どこに筋肉を付ければキレイに見えるかをお伝えします。
ストレート型
- 肩から首の筋肉が目立つ
- 太ももはむっちりで筋肉質
- 首が短い
- 胸が厚く立体的で鳩胸気味。
- ヒップが出ていて立体的。
ナチュラル型
- 太ももは細め。
- 肩は骨感が目立つ。
- 胸は厚いが肉感的ではない。
- ヒップが平面的。
- 足のサイズが大きめ。
ウェーブ型
- 肩はなで肩
- 太ももの外側に肉がつきやすい
- 胸板が薄く、胸のラインがえぐれ気味
- ヒップが平面的で薄い
- 横から見た時に太ももが細く見える
体型別、運動のワンポイント
ストレート型
筋肉がつきやすいので、瞬発的に力を発揮する筋トレではなく、ストレッチを意識して運動を行う
痩せる順番が脚から痩せる傾向にあるので、脚トレやヒップの種目を中心にメニューを構成する
腹部に脂肪が付きやすい傾向にあるので、食事管理はもちろんですが、腹筋の種目も取り入れる
ナチュラル型
筋肉が付きにくく、落ちやすいのでまずはスクワットなどで基礎代謝を上げる
太ると全体的に大きくなる体型なので、筋トレの他にもめぐりの滞りを促すためにマッサージもオススメ
痩せればモデル体型に近づけるので、痩せた後のことも考え、ストレッチを意識した腕トレや、綺麗に見えるように背中の筋トレなども取り入れる
ウェーブ型
ウェーブ型は下半身に脂肪がつきやすく、筋肉がつきにくいのでスクワットなどの脚トレを取り入れる
下半身が太く、デコルテや上半身が華奢なので胸上部を鍛える種目を取り入れ、ぎすぎす感が出にくいようにする
洋梨型でくびれがあるので、くびれを活かせるように腹斜筋や横っ腹の腹筋も取り入れる
トレーナーからの一言
冒頭でもお伝えさせていただいた通りただ瘦せるだけでは理想の体型を作るのは難しく、筋肉を付けて体型をデザインしていくことが必要になります。この記事を読まれている方で、「これから体型を変えていきたい!」という方はぜひダイエットだけではなく、筋肉を付けることも視野に入れて運動プログラムの構成や、食事内容を変化させてみてはいかがでしょうか。