2019.11.06

豆知識

昔より食べる量を減らしているのに体重が増えてしまう方に

食べる量を減らすダイエット

こんにちは栢山トレーニングジムの鈴木です。今回は、昔より食べる量を減らしているのに太ってしまうという方向けに、太ってしまう理由を説明していきます。

そのダイエット方法、継続できますか?

ダイエットを始めるにあたって欠かすことのできないものが日々の食事管理です。ダイエットを成功させるには、食事管理をしっかりと行い、継続することが何より大切になります。よく無理なカロリー制限による食事方法や、一種目しか食べない方法、ネットで仕入れた情報をそのまま鵜呑みにして実行してしまうなど、間違った方法や、自己流でダイエットを行ってしまっている方が多く見られますが、これは大変危険です。

自己流ダイエットは危険!?

まず初めに注意事項として、なぜ自己流のダイエットやネットの情報をそのまま取り入れてしまうとナゼ「危険」なのか?について説明していきます。それは、そもそもそのダイエット方法が自分に合っているのかどうか?が大きなポイントとなります。

この世界に自分と同じ人間はいない

あなたはTVタレントやネットの投稿者と同じ性別、同じ体型、同じ環境、同じ体質、同じ生活習慣なのか?ありえません。

この世界で同じ生活をしている人など存在しません。例えば、モデルやタレントの方が行なっているダイエット方法がTVなどでよく放送されることがあります。しかし、あのTVで放送されているダイエット方法は被験者が行なっているダイエットのほんの一部に過ぎないでしょう。要は、TVの中では「このダイエットだけ行えば痩せる!」と言っている方法でも、裏では様々な「個人に合った方法」を試されているはずです。なので、テレビやネット情報のダイエットをそのまま実行するという行為は、そもそも自分に合ったダイエット方法なのかすら不確かなまま実践しているということです。これは、ダイエットの成功率を下げるばかりではなく、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

自己流の食事管理や、テレビやネットのダイエット方法をそのまま実行するのはやめましょう。

まずは、自分のカラダを知ること

じゃあ、何から始めれば良いの?

まずダイエットを成功させるには、食事管理に関しての準備が必要です。それは自分自身がどんな目的でダイエットを行い、なんの栄養成分をどのくらい摂取すればいいのか?という指標を設けなければいけません。指標や、基準がなく、ただなんとなく食事の量を減らしてもダイエットは成功しません。なぜなら身体は極端なカロリー制限を行なってしまうと、「カラダが飢餓状態だ!」と脳が錯覚してしまい、カロリーを使わないように代謝をエコモードにして、エネルギーを温存しようと働いてしまいます。

脳が「飢餓状態」と錯覚してしまうと、どんなに食事の量を減らしたとしても、体重や体脂肪は落ちにくくなってしまいます。この状態を回避するためにも、極端なカロリー制限は行わず、必ず一日の基礎代謝分のカロリーは食事から摂取する必要があります。

自分の基礎代謝は?

まず初めにステップ1として、そもそも自分の1日の基礎代謝はどのくらい必要なのか?を解決していきましょう。この基礎代謝を算出しておかないと、後に計算が必要となる、1日の摂取カロリーなどが算出できなくなりますので、必ず基礎代謝は算出しておきましょう。

基礎代謝算出

基礎代謝算出 (28.5×除脂肪体重)=

この基準値を算出できたら次はご自身の活動レベルを調べ、一日に必要な推定エネルギー量を算出します。

あなたの1日に必要な摂取カロリーは?

(基準値×体重)=一日に必要な推定カロリー

活動レベル基準値は以下の通りです。

基準値一覧

男性 軽い38 中程度41 激しい50

女性 軽い35 中程度37 激しい44

※他にも算出方法がございます。算出された数字はあくまで「目安」程度でお考え下さい。

この基準値にご自身の体重を掛けると、一日に必要なエネルギー量が算出されるので、その数字がご自身の現在の体重を維持するのに必要なカロリー数となります。ここからダイエットを行う場合は、算出した推定エネルギー量より、摂取カロリーが下回れば体重は自然に落ちていきます。

ただし、摂取カロリーが基礎代謝より低くなってしまうと、人間のカラダはカロリー消費を抑えようと、逆にカロリーを消費しないモードに入ってしまいます。これではカロリー計算を行う意味や、ダイエットを行う意味がなくなってしまいます。

まずは一日に必要な基礎代謝分のカロリーはしっかり確保し、そこから無理のないカロリー調整を行い、徐々に摂取カロリーを制限していくことをオススメします。

終わりに

ダイエットは一朝一夕で結果が出るものではありません。自分に合った方法、自分に合ったカロリー計算、自分に合った運動方法を取り入れ、決して人の真似事でダイエットを行わないように注意しましょう。

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