栄養
40代必見!食事の量を減らしているのに、ナゼ体重が増えてしまうのか?
こんにちは栢山トレーニングジムの鈴木です。今回は食事の量を減らしているのに年々体重が増えてしまう理由について説明していきます。
体重が増える原因の一つはコレ!?
食事の量を減らしているのに体重が増える・・・栢山ジムでは特に40代の方に多く見られる傾向です。その原因の一つがサルコペニアと言われる症状の可能性が高いです。サルコペニアとは加齢に伴い、骨格筋量の減少や骨格筋力が減少してしまう状態です。骨格筋量が減少することのデメリットとしては、代謝の低下、歩く速度が遅くなる、転倒などで骨折のリスクが高まる。など様々なデメリットがあります。
特にダイエットの観点からだと、筋肉が減少し、代謝が落ちることでエネルギー消費率が落ち込み、ダイエットを行ったとしても脂肪を燃焼しにくい体になってしまうのです。さらにエネルギー代謝が落ちることで、本来、体を活動させるためのとして使われるはずだったエネルギーが燃焼しきれずに余ってしまい、余剰分は脂肪として体に蓄積されてしまうのです。
しっかりたんぱく質を取ろう
では、なぜ筋量が減少してしまうのか?
ダイエットを行なっている時に不足しがちな栄養素としてたんぱく質があげられます。特に低糖質ダイエットを自己流や、YouTube、ネットの情報のみで行なっている方は、たんぱく質の重要性に気づいていない方が多いと感じます。
なぜダイエット時にたんぱく質を取ったほうが良いのか、たんぱく質は筋肉の材料であったり、髪、爪、肌を作る時にも欠かせない栄養素だと言うのはご存知かと思います。ですがダイエットの観点からこの「たんぱく質」を見ると、また違った見方ができます。
たんぱく質が多い食材は、食事をしながらエネルギーを消費できる!?
食事をしながらエネルギーを消費とはどうゆうことでしょう?
これは、「DIT」と言うものを考えて行くと食事をしながらエネルギーを消費する理由が理解できます。
DITとは
DITとは(Diet Induced Thermogenesis)食事誘発性熱産生の略になります。
では、食事誘発性熱産生とはなんなのか?食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費される状態です。
ちなみに
消費エネルギーには大きく分けて基礎代謝、活動時代謝、食事誘発性熱産生、の3つがあります。
- 基礎代謝は寝ている間も消費され、呼吸や内臓など生命を維持するために必要なエネルギー代謝です。
- 活動時代謝は仕事や家事、歩くなどの日常生活の活動と運動を行うことで消費するエネルギーです。
- 食事誘発性熱産生:食後に食べたものを消化・吸収・運搬するときに消費するエネルギーです。
DITとたんぱく質
食事誘導性熱産生による消費エネルギーは栄養素によって吸収される割合が違います。たんぱく質のみ摂取した場合は30%、糖質のみの場合は5~10%、脂質のみの場合は5%のカロリーが消費されます。普段の食事はこれらの栄養素が混ざった状態になりますので、おおよそ10%ほどが消費されると言われています。つまりどうゆうことかと申し上げますと、たんぱく質を摂ることが消費エネルギー増やすには必須になってきます。なのでダイエットを行う際に、たんぱく質を多く摂り、低カロリーで高たんぱくな食材(主に鶏肉)を取り入れてください。
誤ったダイエットは、食事制限により筋肉量が減り、基礎代謝が低下しやすくなります。ダイエットを行う際には、筋肉を構成するたんぱく質をしっかりととり入れたバランスの良い食事にし、普段より体を多く動かすこと(主に筋トレが有効)が重要になってきます。
結論
ダイエットを行う際には、ただ摂取カロリーを落とせば良いと言うものではなく、自分のライフスタイルや運動量、食事量、好き嫌い、などをしっかりと考慮した上で、何が自分には不足していて、何を多く摂りすぎているのか、自己分析をしっかりして食事を見直し、特にダイエットにチャレンジしている女性の30代後半、40代以降の方に不足しがちと言われる「たんぱく質」をしっかり摂取することがダイエットを成功させるキーポイントになります。